第278章 地獄からの招待状

岩美敏之は倒れた。だが、死んではいない。

最高峰の医療チームによる救命措置で一命を取り留めたものの、時すでに遅しだった。

役員会は迅速に彼を切り捨て、遠郊外にあるプライベート療養院へ極秘裏に送り込んだ。

この巨大な商業帝国は、あまりにも唐突な形で自らの黄昏を迎えたのである。

しかし、岩美敏之が療養院に搬送されたその日の午後、さらに不可解な凶報が舞い込んだ。

彼が消えたのだ。

かつて西園寺麗華が護送車から強奪された時のように。岩美敏之は、厳重な警備が敷かれた最高級の療養院から、まるで神隠しにでも遭ったかのように忽然と姿を消した。

争った形跡は一切なく、該当する時間帯の監視カメラの...

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