第2章

 チャールズの大きな手が私の首根っこを鷲掴みにし、銃器密輸用の木箱の中へと容赦なく押し込んだ。

 暗闇が私の上にのしかかった瞬間、肺が凍りついたように息ができなくなった。

 三年前、市営遺体安置所の夜勤で働いていた時のことだ。何人かのチンピラたちが、悪ふざけの標的に私を選んだ。彼らは私を死体と一緒に棺桶に閉じ込め、外から釘を打ち込んだのだ。

 身動き一つできない、漆黒の闇。腐臭を放つ肉塊と頬を寄せ合いながら丸三日間を過ごし、死の淵を彷徨っていたところをようやく引きずり出された。

 それ以来、私の閉所恐怖症は生活を破壊するほど深刻なものになっていた。

「出して! 私が悪かったわ、お願い、チャールズ、ここから出して!」

 激しい震えが止まらず、うわ言は次第に支離滅裂な嗚咽へと変わっていく。私は荒削りな木箱の壁を狂ったように掻きむしった。

 息も絶え絶えになる暗闇の中で、時間の感覚はとうに失われていた。十本の爪すべてが割れて血を流し、喉が擦り切れて悲鳴も上げられなくなった頃、ようやく蓋が乱暴に引き剥がされた。

 汚れた顔を涙で濡らしながら転げ出た私は、チャールズのズボンの裾に必死にすがりついた。「お願い、もう閉じ込めないで。死んでしまう――」

 チャールズの手が反射的に私へ伸びかけたが、彼はハッと我に返った。その表情は硬く冷酷なものに変わり、腕を引っ込める。

「被害者ぶる芝居はいい加減にしろ」彼は冷笑した。「この三年間、死体処理の仕事でお前を雇ったギャングは、すべて俺が選んだ連中だ。お前のその無駄なプライドをへし折ってやるためにな。本気でお前を殺そうとした奴なんて一人もいない」

 私は床にへたり込んだまま動けなかった。耳鳴りが止み、彼の言葉の意味を理解するまでに、苦痛に満ちた数秒を要した。「あれ……全部、あなたが仕組んだの?」

 純然たる悪夢の記憶が、脳裏に叩きつけられた。

「跪いて俺のブーツの血を舐めろ。さもなきゃ、今回の報酬はなしだ」

「俺のイチモツをくわえ込むみたいに、この薬入りの酒を飲み干せ。そうすりゃ、今日はその頭を吹き飛ばさないでおいてやるよ」

 額に押し当てられたグロックの氷のような銃身。所持品検査と称して襟元を乱暴に引き裂く薄汚い手。生きたまま工業用焼却炉に放り込まれそうになったあの時さえも……。実の兄である彼が、そのすべてを裏で操っていたというのか?

 チャールズは、まるで私の方が理不尽であるかのような目を向けた。「それがどうした? 俺はただ、お前に屈服することを学んでほしかっただけだ。一度くらいは、ヴァイオレットの立場になって物事を考えられるようにな」

「現実を教えてやったんだ、むしろ感謝すべきだな。でなければ、今日この屋敷に足を踏み入れる権利すら、お前には与えられなかった」

「今夜、ヴァイオレットがチャリティーガラを主催する。そこには各ファミリーのボスも集まる」彼は事務的な口調へと切り替えて続けた。「お前もそこへ顔を出せ。お前自身が彼女に乾杯の挨拶をして謝罪すれば、彼女が人身売買業者に育てられたクズだなんて陰口を叩く奴はいなくなる」

 冷ややかな目でこの茶番を傍観していたジェラルドが、一歩前へ出た。彼は葉巻の灰を落とし、磨き上げられた革靴の爪先で私の肩を小突いた。

「ガラが終わったら、いい子にして、自らの意志で移植手術を受けるために医療棟へ向かえ」彼は分厚い煙を吐き出し、路地裏の野良猫に生ゴミを投げ与えるかのようにその言葉を吐き捨てた。「ヴァイオレットに健康な娘を産んでみせろ。そうすれば、お前に世紀の結婚式を挙げてやる」

 世紀の結婚式。

 それは何年も前、ジェラルドが私にプロポーズした時に交わした約束そのものだった。それが今や、私に残された最後の利用価値を搾取するために、手術台へと引きずり込むためのただの餌になり下がっている。

 息を吸うたび、ガラスの破片を吸い込んでいるかのように肺が痛んだ。

 床に転がった自分のスマートフォンに視線を落とす。ひび割れた画面に眩しく光る時計の文字が、残酷な現実を突きつけていた――あの木箱の中での拷問が、私に残されたわずかな時間を、また大きく削り取ってしまったのだと。

 医師の宣告によれば、私の命はあと十二時間も残っていない。

 私は伏し目がちに、込み上げてくる猛毒のような憎悪を飲み込み、骨の髄へと沈めた。

 再び顔を上げたとき、私の顔からはパニックも絶望も、その痕跡すら完全に消え失せていた。

「わかったわ」私は掠れた声で言った。「行く」

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