第113章

あっという間に三日が過ぎた。雅から真実を聞き出した後、峥は二つの行動に出た。

一つ目は、紬の名義で雅に対して訴訟を起こしたこと。その結果、雅は会社から降格処分を受けた。

二つ目は、病院に辞表を提出し、紬の行方探しに専念し始めたことだ。

だが、紬が立ち寄りそうな場所をすべてしらみつぶしに探しても、彼女の姿はおろか、わずかな手がかりすら掴めなかった。

まるで、紬という存在がこの世から忽然と消え失せてしまったかのように。

彼は蓮と連絡を取り続けていた。二日おきに互いの進捗を探り合ってはいたものの、心の底では相変わらず互いを疎ましく思っている。

一方――

蓮が会議室を出て社長室へ足を踏...

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