第26章

蓮は誰かに支えられているのを感じ、眉をひそめて彼女へ視線を向けた。薄い唇が固く結ばれている。

紬の瞳と視線が絡んだ瞬間、蓮の胸に再び苛立ちが込み上げ、彼女の袖を掴んだまま離そうとしなかった。

紬はひどく酔い潰れた彼を見て、仕方なくソファまで支えていき、横にさせた。

蓮は少し意識が朦朧とする中、目を閉じてしばらく横になっていると、女の足音が次第に遠ざかっていくのが聞こえた。

紬が自分の部屋へ戻り、ベッドに横たわって休んでいると、ほどなくしてドアが開いた。

蓮がふらつく足取りでゆっくりと入ってきて、ベッドのそばまで来ると、そのまま彼女の隣に寝転がった。

紬は深く息を吸い込んだ。男が隣...

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