第37章

翌日の朝、紬はアラームの音で目を覚ました。

目を開けると、枕には昨夜流した涙の跡が乾いて残っていた。

胃の不快感はずいぶん和らいだが、体はまだ鉛のように重く、だるさが抜けない。ベッドの縁に手をついて身を起こし、時計を見る。また新しい一日が始まる。

洗面台の鏡に映る自分の顔は、ぞっとするほど青白かった。目の下のクマはどうやっても隠せそうにない。紬は鏡に向かって口角を引き上げ、泣き顔よりもひどい作り笑いを浮かべた。

「大丈夫」

彼女は自分に言い聞かせるように、小さく呟いた。

「もうすぐ、全部終わるから」

着替えて一階へ降りると、リビングはひっそりとしていた。蓮の部屋のドアは固く閉ざ...

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