第4章

 私はそのメッセージを開かなかった。代わりに、ただスマートフォンの電源を切った。

 スマートフォンをバッグに放り込み、搭乗口へと歩き出した。

マイケル視点

 マイケルは病院の外に停めた車の中に座り、震える手でレミーの番号にダイヤルしていた。

 胸が締め付けられる。

「おかけになった電話番号は、現在使われておりません――」

 マイケルはスマートフォンを助手席に放り投げた。だが、すぐにまた掴み取る。

 無理やり深呼吸をして、ロレンツォの番号を探し出した。

「ボス?」二度目のコールでロレンツォが出た。

「ロレンツォ、レミー・クーパーを捜してくれ。今すぐだ」

「ボス、一体――」

...

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