第78章

彼はまるで冷たい機械だった。人の感情など持ち合わせず、ただ自らの秩序と法則、そして信徒を守ることだけを気にかけている。

神がかつて「化身」を捏ねたことはある。だがその頃の化身は、神が自ら教え導く子どもたちだった。神は高みから、彼らが各々の星で遊ぶのを眺めていた。子どもの戯れを見るように。たとえ化身たちが世界規模の戦を引き起こしても、神にとっては遊戯の延長でしかなく、一度たりとも介入しなかった。

けれど、彼女は見てしまったのだ。

闇に堕ちた化身を、神が指先で軽く弾いた瞬間を。まるで紙人形を突き破るみたいに、ぷつりと――その存在を破裂させた。

「神は闇を許さない。ほんの一欠片たりとも」

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