第118章 まさか何もかも知ってしまったのか?

水島三久のひと言が、逆に天野拓也を黙らせた。

聞きたいことなんて、最初から聞いていたはずだろ?

さっき水島三久が、午後の話題をやけに嫌がっていたのを思い出す。

だから拓也は、言い方を変えるしかなかった。

「……なんでそんなに機嫌悪そうなんだ?」

それを聞いた瞬間、水島三久の小さな顔がまた露骨にしょんぼりする。小さな手をひらひら振って、うんざりしたように言った。

「だってさぁ……午後、あなたたちに会ったとき、授業サボってたんだもん。しかも捕まったうえに反省文まで書けって……死ぬんだけど……」

「……」

「……」

天野拓也と池田守は、そろって口元を引きつらせた。

それだけ?

...

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