第14章 これからあなたの姉御だ

内田史人は、茶色い髪の女がやけに従順な顔をしているのを見て、目玉が飛び出そうになった。

――こいつ、相当ヤバい女だ。

そう思っただけだったのに、まさか二人が知り合いだなんて。

ぞくり、と冷たいものが踵から背骨へ駆け上がり、内田史人は思いきり身震いした。

「お、お前……お前は……」

「ケンカして仲良くなるって言うでしょ」

水島三久が綺麗な唇をわずかに吊り上げる。

「これからは、私があんたの姉御」

「…………」

内田史人が黙り込むと、流奈がぎろりと睨んだ。

「なに? 三久が姉御になるの、文句あるわけ?」

内田史人は反射で首をぶんぶん振った。

「ありません! ぜんっぜんあり...

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