第145章 今日中に結果が出る?

天野真司の顔色がみるみる暗くなった。次の瞬間、彼は迷いなく水島三久をソファから横抱きにして抱え上げる。

「行くぞ。病院だ」

「い、いりません……っ」

水島三久は怯えたように身を縮め、言葉の端が震えてうまくつながらない。

さっき個室で起きたことが、まだ生々しく残っている。

こうして抱き上げられるだけで、どうしてもあの時の感覚と重なってしまう。腰を押さえる彼の手の位置ひとつで、頭の中が勝手に余計な想像を始めてしまうのだ。

――外からノックが入らなければ、あの個室で「キスだけ」で終わるはずがなかった。

その空気を察したのか、天野澄人がすぐに口を挟んだ。

「兄貴。義姉さん、病院はあん...

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