第194章 どうやらラブレターではないようだ

小川文美も、床に落ちた封筒に気づいていた。水島三久がそれを拾い上げたのを見ると、思わず顔をぐいっと寄せる。

「まだラブレターあったの?」

さっき三久が、全部きれいに片づけたと思っていたのに。

水島三久は手元の封筒をちらりと見て、表の文字を指で示した。

「これ、ラブレターじゃないっぽい」

その一言で、小川文美の注意が一気に封筒へ吸い寄せられる。

覗き込んでみると、たしかに宛名は「水島三久」。だが、その名前の横に骸骨が描かれていた。しかも赤いペンで、名前にでかいバツ印。骸骨の眼窩まで赤く塗りつぶされている。

「……これって、前に言ってた……三久をシメようとしてる連中?」

小川文美...

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