第196章 どうしてここに?

水島三久の行動に、松井莉子たちは一斉に固まった。

困惑した目で彼女を見つめる。――これのどこが、謝るつもりの態度だ。

「あなた……っ、あっ!」

松井莉子が何か言いかけた瞬間、膝に鋭い痛みが走った。次の瞬間には、体が言うことを聞かず、床へ膝をついていた。

水島三久は片手で顎を支えたまま、周りの面々を見回す。

「このあと、どういう流れでやるつもりだったの? 続けていいよ……撮った動画、私に送ってくれればそれで」

「……」

その言葉で、松井莉子たちはようやく気づいた。

水島三久があっさり頷いたのは、丸く収めるためじゃない。

最初から――狙いを松井莉子に定めていただけだ。

「水島...

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