第205章 酔っぱらうとどうなるか知りたいか

小川文美は眉をひそめて、そこでようやく思い出した。水島三久の上司の連絡先なんて、そもそも知らないのだ。

当初は余計な誤解を招かないよう、あえて距離を取っていた。けれど今となっては、それが裏目に出た。

――こうなったら、月曜に三久が学校へ来たタイミングで、こっそり彼女のスマホを借りてメッセージを送るしかない。

水島三久は画面に届いた文美の文面を一瞥し、淡々と返した。

「まだ起きてもいないこと、心配しなくていい。私を信じて」

「……分かった」

文美も、今さら言って聞く相手じゃないと分かっている。月曜まで待つしかなかった。

通話を切った水島三久は、ようやく別の相手から来ていたメッセー...

ログインして続きを読む