第228章 決着をつけなければならない

「……」

天野真司の告白に、そこにいた全員が言葉を失った。

誰ひとりとして、その相手が誰なのかを口にして確かめる勇気がない。

今の真司の顔色は、ただ「険しい」なんて生易しい言葉では済まなかった。

真司は大きく息を吸い込み、しばらく間を置いてから、ようやく口を開く。

「……三久がずっと想ってた高嶺の花は、天野拓也だ」

「はぁ!? なんで拓也兄さんなんだよ!?」

天野遊星は目を見開き、今にも眼球が落ちそうな勢いで叫んだ。

衝撃は大きい。けれど――。

天野澄人は眉を高く吊り上げ、拓也の顔をじっと見つめたまま首を傾げる。

どこか状況が飲み込めていない表情で。

「兄貴、マジで言っ...

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