第23章 人を殴った?

内田史人は、水島三久のほうで状況が一転したと聞くや、途端にテンションを上げた。

「姉御! なんでも言ってください! 俺、すぐ動きます!」

「じゃあ、あとで――」

三久は要点だけを手短に伝え、通話を切った。

それから、さっき小川文美がいた店へと足を向ける。扉をくぐった瞬間、窓際の席から文美がぶんぶん手を振っていた。

席に着くなり、文美が目をきらきらさせて身を乗り出す。

「三久! 今日さ、運よすぎ! この店の社長がサービスしてくれて、ドリンク頼んだらケーキ付いてきたの!」

「そんなことある?」

三久も半信半疑で、テーブルに置かれたケーキへ視線を落とす。

ここは三階の人気スイーツ...

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