第232章 同伴者にしよう

翌日、藤井のおじい様が天野家を訪ねてきた頃、水島三久はようやく起きたところだった。

昨夜、天野真司に告白されてからというもの、胸が高鳴って一晩中まともに眠れなかったのだ。

朝方、うつらうつらしている最中、誰かに口づけられた気配がした。

目を開けなくても分かる。あの息遣いは――天野真司。

そのあと、三久はまた深く眠りに落ちた。

学校は休みでも、朝食だけは起きて食べなければならない。

ベッドから身を起こし、時計を見る。朝食の時間が終わるまで、あと10分。

三久は慌てて服を着て、机の上にあった小さなヘアゴムでさっとポニーテールを作り、階段を駆け下りた。

この時間なら食堂には誰もいな...

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