第50章 昨夜は疲れたのか?

「執事さん、トウモロコシとツナ、2人前ずつお願いします」

水島三久は小さな顎をきゅっと上げ、執事を見上げてにこにこと笑った。

天野おじい様が訝しげに眉を寄せる。

「昨夜は疲れたのかい?」

三久は首を横に振り、執事から受け取ったトウモロコシの粒とツナを、天野遊星と天野澄人の皿にどんどん盛っていく。しかも、きっちり倍の量だ。

「澄人と遊星、今日はビタミンと栄養が足りてない気がするの。だから補給ね」

ぱん、と手を払って、得意げに二人を見た。

――散々笑った罰。

天野澄人と天野遊星は、皿の上に山になった食べ物を見下ろし、揃って固まった。

互いに目を合わせ、それから同時に、恨みがまし...

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