第135章 入るな

清水青子は眉をつり上げ、わざとむっとした顔を作ってからかう。

「へえ? 習いたいの? でもさ、私の個人レッスンって安くないよ。マンツーマンで1コマ四ケタ。高校生のあんた、払えるの?」

須藤清美は一瞬でしょんぼりして、頭を垂れた。

うんうん唸って悩んだ末、蚊の鳴くような声でぼそりと言う。

「……じゃ、じゃあいい。今はお金ないし。大学受かったらバイトして、稼げるようになったら……そのとき清水先生に習う」

その落ち込みように、須藤彩夏が思わず吹き出した。

清水青子も堪えきれず、ははっと笑い、指で清美の頬をつまむ。

「バカ。冗談だって。彩夏の妹に護身術を教えるのに、金なんか取るわけない...

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