第24章 浴室に閉じ込められる

一戦はあっけなく終わった。

金田社長はとっくに江口初姫にいい気分にさせられていて、引き分けという結果にも満足げな顔をしている。

むしろ上機嫌で笑いながら言った。

「江口若社長は、まだ若いなあ。球は当てるだけじゃ駄目なんだよ。技術はいくらでもある。ゆっくり覚えりゃいい!」

「ただ……」

金田社長は江口初姫を指さし、周防宴久に向けて感慨深げに続ける。

「江口社長はセンスがいい。これから伸びるぞ。周防社長も、今日になって初めて紹介するなんて……ちょいと水くさいじゃないか」

江口初姫は笑顔を崩さず、相手の気分を持ち上げる。

「金田社長には敵いません。経験が違いますもの。そんなふうに見...

ログインして続きを読む