第40章 失せろ

江口初姫は聞き返した。

「……どういう意味?」

音無真は鼻で笑い、皮肉たっぷりに言う。

「自分で分かってるだろ。最近、周防宴久とどういう関係か――あれだけ見せつけておいて、俺たちに隠し通せると思ったか?」

江口初姫は言葉を失い、数秒だけ沈黙した。

疲れたように目を閉じ、苛立ちを隠しもせず吐き捨てる。

「説明したって、あなたは聞かないでしょ。自分の答えをもう決めてるなら――わざわざ私に言いに来る意味、ある?」

音無真の顔色が一気に沈む。

「……認めるのか?」

「そうよ、認める。だから何?」

何度も何度も絡んでくるのが鬱陶しくて、江口初姫は開き直った。

冷えた声で、容赦なく...

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