第109章

広瀬グループに戻ると、プロジェクト獲得の報せはすでに社内中に広まっていた。

入札に同行しなかった部署の社員たちまでが廊下で待ち構えていて、私の姿を見つけるなり、わっと押し寄せて歓声と拍手が弾けた。

「広瀬様、すごすぎます! 相手は金原と原崎の両家ですよ? それを、たったお一人で勝ち取ったなんて!」

「本当に勝ったんだ……信じられない。広瀬様、やりましたね!」

「広瀬様が最強です! これからは広瀬様についていきます!」

脇で見ていた野崎は、目の縁を赤くしていた。

「広瀬様……やりましたね。もう金原家に持っていかれるんじゃないかって、正直――」

皆の笑顔を受け止めながら、私はどうに...

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