第117章

病院に着くなり、私は緊急で救急処置室へ運び込まれた。

ばたばたと処置が続き、体内に回っていた薬の効き目が薄れていくのが分かる。

少しずつ力が戻り、一般病棟へ移されたところで――廊下に、広瀬正国が顔色を真っ青にして座り込んで待っていた。

林原武美は落ち着きなくうろうろし、何度も広瀬正国に声をかけようとしては、彼の冷たく苛立った視線に怯んで引っ込む。

検査結果が出るまで、二時間。

私はベッドに横たわり、目を閉じて弱っているふりをする。

けれど頭の中は、次の一手を組み立てるので忙しかった。

林原武美の反応を見る限り、スープに何かが入っていたのは間違いない。

ただし、飲んだ瞬間に激し...

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