第66章

水野和也の言葉は、まだ終わっていなかった。

三年分の怨毒を燃やした目が、興奮で微かに震える声が、長い間待ち続けた判決を読み上げるような口調が——跪く結城司の顔に恐怖が浮かぶのを、哀願が溢れ出るのを、刑務所の中で何度も何度も思い描いてきた崩壊を、待ち続けていた。

司はゆっくりと顔を上げた。

口の端に、冷笑が浮かんだ。

「水野」静かな声だった。居高臨下の、どうでもいいことを告げるような口調だった。「三年服役して、少しはましになったかと思えば——口だけは達者になったようだな」

視線が、水野の右側の空っぽの裾へ流れた。一瞬止まり、また戻った。口元がさらに冷えた。

「刑務所というのは、やは...

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