第68章

銃声は、工場の外壁の方角から来た。

一発ではなかった。間断ない連射——二種類の音色が重なり合い、一方は低く重く、もう一方は短く鋭かった。

結城司の神経は、最初の一発が響いた瞬間にはすでに判断を終えていた。突撃銃と短機関銃の組み合わせ。素人の撃ち方じゃない。火力の構成は本職だ。戦術も明確だ。

視線が工場内を素早く一巡した。

星野凛は斜め後方に立ち、顔色は落ち着いており、呼吸は乱れていなかった。目が音の出所を追っていた。慌てていない。水野和也は違った——あの男の顔はすでに土色になり、両脚が鉛になったように動きが鈍く、手の中の杖がかすかに震えていた。

水野は気づいた。

結城司の目に一...

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