第37章テスト成功

~ヘルメス~

彼女が俺の人生に踏み込んできて以来、初めて――ジューン・パール・アレクサンダーが、ほんの数センチ先にいた……それでも俺は、何も感じなかった。

本当に、くそほど何も。

癇癪を起こしている姿がやけに可笑しい、というのを除けば、欲情もない。俺のものは、きちんと従順なままだ。今この瞬間も。

……くそったれ、最高だ。

やった。失敗続きで、あれこれ練りに練ったテストは全部水の泡だったが、思いつきの一発は? 勝ちをもぎ取った。

アランの顔にこすりつけてやる――あいつの間抜けな理論ごと。

今は俺が主導権を握ってる。

部門長たちが、資料の入ったフォルダーと作り笑いを携えてぞろぞろ入...

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