第43章外での気晴らしの一日 2

六月

でも、トビアスはどうなんだろう?

彼がコーヒーをひと口すするのを眺めながら、私は二度目の自問を繰り返していた。目はスマートフォンに貼りついたまま。

クリスが現れてからというもの、トビアスはひと言も発していない。

ああ、私は本当に馬鹿だ。クリスが何も言わなくても、私のことが好きだってことに今さら気づいて――それなのに私は……新しく来た男の人がもう一度こっちを見てくれるのを待っている。

私は、いったい何が欲しいの?

ねえ、六月――あんた、後宮でも作るつもり?

まあ、ミスター・グランデに抱いてしまったこの馬鹿げた感情を消せるなら、いいわよ。好意なんて、いくらでも積み上げればいい。...

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