第47話彼の背中の斜面

ジューン

「どこにいたの? あなたを探して、あちこち歩き回ってたのよ」六つ目のエレベーターを降りたところで、リアがそう尋ねてきた。

「はあ……」私はほっとして息をつく。「ごめん。少し外の空気を吸おうと思って出たら、戻る道がわからなくなっちゃって。スマホも部屋に置いたままだったから、連絡できなかったの」

リアは素早くうなずいた。「うん、見つけたよ。はい」そう言って、私にスマホを手渡す。

「クリスとトビアスの試着は終わったって。次は私たちの番。行かなくちゃ」彼女はもう別のエレベーターに向かって大股で歩き出している。

「わかった」私は答え、足並みを合わせた。

エレベーターの中で、私はさっ...

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