第68話一週間後 2

ジューン

「最近、あんた起きるの遅すぎ」食卓の椅子にどさっと腰を下ろした私に、レイラがやわらかくたしなめる。

私はあくびをしながら、コップの水をつかんだ。「だよね? もう頭のおかしい上司の秘書じゃないっていう特典かな」笑うより早く、私は彼女にウインクを投げる。

レイラはくすっと笑って、首を振った。「先週あんなことがあったあとでも、あなたがちゃんとしてるみたいで安心しただけ」

ああ――そうだよね。みんな話が見えてないはず。ちょっとここまでのことを説明させて。

巻き戻し音、頭の中でテープがきゅるきゅる回る

クリス? うん。あいつは懲役六か月、停職一年、社会奉仕活動つき、要するに更生パッ...

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