第99章疲れすぎて来られない?

六月

ポール先生の声がマイク越しに、澄んでいて、やけに弾んだ調子で響き渡る。三日間の合宿で行われた競技の総合優勝チームが発表されるのだ。私はトビアスの手をぎゅっと握り、仲間たちに視線を巡らせた。私たちは互いの手を取り合い、胸の鼓動をひとつにして結果を待っている。

発表が落ちてくる。

「第二位――準優勝は――青チーム!」

トビアスが鋭く息を吐く。顔には失望がありありと浮かんでいた。「ああ……一位じゃなかったのか」

胸の奥が罪悪感でねじれる。私はすぐに言葉を挟んだ。「私のせいだよ」声は低くなる。「競技にちゃんと集中できてなかった」

トビアスは首を振り、やわらかな笑みを見せる。「違うよ。...

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