第6章

拓海

三ヶ月。

丸三ヶ月だ。その間に、俺の世界は瓦礫の山と化した。キャリアは消え去り、名声は地に落ち、かつて住んでいたあの華やかなマンションさえも現金を作るために売り払った。今の俺の目的はただ一つ、彼女――響子を見つけ出すことだけだ。

俺が狂人のように彼女の痕跡を探し回っている間も、彼女はどこかで生き続け、完璧な人生を送っている。それは分かっていた。

「君の訴訟分析は完璧だよ」

その声で、俺は現実へと引き戻された。俺はカフェに座り、私立探偵から送られてきた録音データを聞いていた。これは福岡にある法律事務所の同僚が、響子に向けて言った言葉だ。

そして、俺が昼も夜も思い焦...

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