第11章

週末、平岡貴利から招待状が届いた。

周防凛をテック・エキスポに誘い、いまのAI分野がどこまで進んでいるのか、実際に見せたいのだという。

会場では、テクノロジー界の新星Ms Rが最新のAIプログラム開発について発表する予定だった。

周防凛は約束どおり会場へ足を運んだが、平岡貴利は飛行機の遅延で、まだ到着していない。

エキスポは大規模で、業界の第一線にいる人物がほとんど招かれているようだった。

19時ちょうど。会場の照明がふっと落ち、ただ展示エリアの中心だけが、ぱっと明るく照らされた。

凛が視線を向けると、葉山美晴がゆっくりと中央へ歩み出てくる。

――え。

思わず息をのむ。AI界...

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