第137章

三日後。海外で論文を発表した例の准教授が、ネット上で周防凛に向けて公開謝罪を行った。さらに、掲載誌の編集部からの返信でも「当該論文は取り下げ対応をする」と明記され、周防凛へあらためて丁重な詫びが添えられていた。

准教授の説明によれば、論文はネット経由で「掲載込み」として購入したものだったという。本人に他人の成果を盗む意図はなく、悪質な論文ブローカーに騙されたのだ、と。

事後、准教授は売り手に何度も連絡を試みたが、相手はハッカーが使う仮想アカウントで、跡形もなく消えていた。公開謝罪文には、購入履歴と送金のスクリーンショットまで添付されている。

学術論文の盗用騒動は再び世間の話題をさらった...

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