第147章

西原司の登場で、その場の空気が一瞬にして変わった。

西原お婆さんが振り向き、目の奥に驚きが走る。

「司? どうしてここにいるの?」

西原司は歩み寄り、周防凛の隣に立った。表情は冷えたまま。

「平岡グループは、西原グループの取引先だ。案件の打ち合わせで来た」

彼は床に散らばる写真へ視線を落とす。

「この写真、どこから出てきた?」

「誰かが家に送りつけてきたの」西原七海が周防凛を指さし、被せるように言う。「ほら見てよ。こいつ、外で男といちゃついてる。これでも我慢できるわけ?」

西原司は七海を見た。視線の温度が、さらに下がる。

「角度を狙って盗撮しただけの写真だ。これだけで何が分...

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