第151章

西原家のお婆さんの誕生日パーティーは、西原本家で開かれた。招かれたのは財界の名士ばかり、ざっと百名近い。

  周防凛はシャンパンカラーのロングドレスに身を包み、西原景冶の手を引いてホールへ足を踏み入れる。すると、視線が一斉に突き刺さった。

  「おばあちゃん!」

  景冶は凛の手をぱっと離し、弾むように駆け寄る。

  「おばあちゃん、お誕生日おめでとう!」

  お婆さんはちょうど隣の貴婦人と談笑していたが、その声を聞くなり顔いっぱいに笑みを広げた。

  「あらまあ、うちの可愛い孫が来てくれたのね」

  腰をかがめて景冶を抱き上げ、頬にちゅっと口づける。

  「景冶、今日は本当...

ログインして続きを読む