第155章

西原景冶は無事に見つかった。驚きで腰が抜けたのか、母親の胸にしがみついて「わああっ」と泣きじゃくる。

泣き疲れた頃には、そのまま眠りに落ちていた。

そこへ西原家の面々が次々と駆けつけ、口々に様子をうかがう。

「司、景冶は……大丈夫なのかい?」

祖母が心配そうに問う。

司が答えるより早く、祖母は周防凛の姿を見つけた途端、堰を切ったように噛みついた。

「周防凛、あんたは母親としてどうなの! 自分の息子ひとり、まともに見ていられないのかい! いいかい、今日たまたま景冶に何もなかったからいいものの――もし少しでも危ない目に遭ってたら、私は絶対に許さないからね!」

七海も黙っていない。指...

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