第158章

一夜の余韻も冷めやらぬまま、周防凛はスマホの震えで目を覚ました。

目を開けると、窓の外はすでに眩しいほど明るい。

起き上がろうとして、腰に回された腕に気づく。背後から聞こえる寝息は規則正しく、まだ西原司は眠っていた。

凛はそっとその腕を外し、枕元のサイドテーブルからスマホを手探りで取る。平岡貴利からのメッセージだった。

『凛ちゃん、起きたら電話ちょうだい』

『新しい提携先のほうでちょっとトラブルが出た。緊急で会議したい』

凛は上体を起こし、掛け布団をめくってベッドを降りる。ガウンを羽織り、足音を殺して寝室を出た。

そのまま平岡貴利に電話をかける。相手はすぐに出た。

「凛ちゃん...

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