第169章

西原景冶から、また立て続けにメッセージが届いた。今日作った工作を自慢する内容ばかりだ。

写真も、動画も。わざわざ小さな植木鉢をリビングのいちばん目立つ場所に置いて撮った一枚まで添え、興奮気味に聞いてくる。

「お母さん、景冶すごい?」

周防凛は一枚、また一枚と画面をめくりながら、胸の奥がふっと柔らかくなるのを感じた。嬉しいだけじゃない。どこか、言いようのない複雑さも混じっている。

西原景冶はずいぶん変わった。いちばん分かりやすいのは、周防凛に頼るようになったことだ。

以前の景冶は葉山美晴のことばかりで、幼稚園の出来事を周防凛に話そうともしなかった。むしろ「うるさい」と思っていたはずだ...

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