第190章

葉山美晴が逮捕された直後、葉山グループの株価はそのままストップ安に張りついた。

葉山家の邸宅の門前には、パトカーが2台。

黄前瑞幸は2階の窓辺に立ち、警車が去っていくのを見送った瞬間、膝から力が抜け、どさりと絨毯へ座り込んだ。

手が震える。唇が何度も小刻みに揺れて、ようやく絞り出したのは、

「……終わった。全部、終わった……」

1階のリビングでは、葉山正栄がソファに沈み、スマホを握りしめていた。画面には秘書からの連絡。

葉山グループの中核となる3つのプロジェクトが、提携先から一斉に停止を通告された。銀行からも電話が入り、融資の一部繰り上げ返済を求められている。

読み終えると、正...

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