第40章

MBNプロジェクトは順調に前へ進み、Bチームの開発は頭ひとつ抜けていた。すでにシステムの初期テストもクリアしている。

平岡貴利は初回の受け入れ検収に立ち会い、周防凛に対して満足げに何度も親指を立てた。

それに比べてAチームは、開発の段階からチーム内の分裂が深刻だった。意見の対立が足を引っ張り、進捗はずるずると遅れる一方。

林野宮人はどうしても勝ちたくて、いつの間にか自分の中の「正解」だけに閉じこもっていた。焦って成果を欲しがり、危険な選択肢に踏み切った結果――システムが崩壊。蓄積してきたデータまで総崩れになった。

Aチームの矛盾は、ついに表面化する。

葉山美晴は何度も松谷南のチーム...

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