第48章

ひとしきりの挨拶を交わしたあと、双方は席に着いた。

葉山美晴は最初から準備万端だった。企画書も、すでに仕上げてある。

彼女はプレゼン台の前に立ち、MBNプロジェクトを前へ進めるための施策を、落ち着いた口調で、しかも堂々と説明していった。

会議室の視線が、ことごとく葉山美晴に集まる。感心、驚き、賞賛――反応はさまざまだった。

まだ社会に出たばかりの新人に近い立場で、ここまで専門的で緻密な企画書を書き上げたのだ。目を見張るのも無理はない。

「以上でご説明はすべてです。今回の企画案について、御社から何かご意見はございますか?」

葉山美晴は微笑みながら、平岡貴利へ問いかけた。

だが平岡...

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