第66章

平岡グループはテック業界で台頭した大穴で、ここ最近は海外で二つのプロジェクトが大きく話題になり、業界をざわつかせていた。

周防凛と平岡貴利が会場に姿を見せた瞬間、視線は一斉に二人へ吸い寄せられる。

財界の顔役たちが次々と平岡貴利に声をかけ、彼は紳士的に周防凛を紹介して回った。

周防凛は美しかった。整った目鼻立ちに、雪のように白い肌。

かつては家の雑事に縛られ、派手に装うこともほとんどなかった。だが西原家の父子から離れた今、彼女はまるで生まれ変わったようで、少し手を入れるだけで十分すぎるほど人目を奪った。

西原司たちの視線も、自然と周防凛へ落ちる。

人の輪の中心で、周防凛は落ち着い...

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