第90章

熱くて硬いものが、じわりと火照りをまといながら、ゆっくりと濡れた奥へ沈んでいく。

挿し込まれた瞬間、周防凛の表情はふっと遠のき、瞳の奥に滲んでいた焦点がほどけた。

「あっ……ん……」

甘い吐息まじりの声が、こぼれる。

西原司は大きな手で彼女の細い腰を掴み、ほんの少し押し込むだけで、一気に根元まで収めた。

「いい子、力抜け。……きつすぎる」

締めつけられる感触に、司は思わず息を吸う。先端が挟まれて、刺激が鋭く跳ね上がり、このままではすぐにでも達してしまいそうだった。

凛が眉を寄せたのを見て、司はすぐには動かない。指先で彼女の頬をなぞる。

「……まだつらいか?」

凛の瞳には、う...

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