第123章

「くそったれ……っ」

歯を食いしばって吐き捨てる。藤原浩史――あいつ、いい加減にしろよ。

前にあんなことをしておいて、今度は星まで巻き込む気か。

怒りに任せて孤児院へ乗り込んで、あの偽善面を引っぺがしてやろうとした――その瞬間。

星に、ぐいっと腕を掴まれた。

情けない子犬みたいな目で見上げてくる。

「西子、冷めちゃう」

……そんな顔、反則だろ。

長い列に並んでやっと買ったんだろうし、食べないと今にも砕け散りそうな勢いだ。

街灯の下。昏くてあたたかい光に照らされたその瞳は、哀れっぽくて、それでいて必死に「お願い」と言っている。

断れるわけがない。無理だ。

私は揚げマッ...

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