第125章

薬物という手がかりがある以上、洗い出しは骨が折れるにしても、しらみつぶしに当たっていけば、いずれ城君に行き着く。

それに――私はすでに『本川西子』の住まいで、彼を見ている。あいつは、露見するのが一番早かった。

警察が城君に辿り着くのは時間の問題だ。

なのに、その城君が、藤原浩史を殺しかけた挙げ句、このタイミングで捕まった。

出来すぎている。あまりにも。

「……腕に、赤い痣みたいなの、なかったよね……」

私は小さく呟いた。

もし城君の腕にそれがないなら、共犯がいる。そういうことになる。

自分の記憶に自信が揺らいでいるのは確かだ。けれど、死ぬ直前、私は確かに――私を殺した相手の腕...

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