第147章

羽岡助手は仕事が早い。しかも容赦がない。

鎌村明人はあっという間に口を割り、「あの100万は早山守重の秘書から渡された。会社で先頭に立って騒ぎを起こせって指示だった」と白状した。――ただし、私を突き飛ばした件だけは最後まで認めなかった。

私はそこを深追いしなかった。目的は最初から、背後にいる人間を炙り出すことだったのだから。

本当は、みんな分かっている。黒幕が早山守重だということを。

それでも、いつも彼だけがするりと逃げおおせる。

……けれど、構わない。

何度でも、あいつの右腕左腕を一本ずつ斬り落としていけばいい。そして、その代わりにこちらの人間を差し込む。

早山守重には、早山...

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