第185章

古宮信也は勢いよく立ち上がり、星をにらみつけた。

「俺たちの段取りじゃ、警察がわざと『被害者はまだ救命中』って流せば、どこかで我慢できない奴が動くはずだった。なのに、もし連続殺人と今回のバラバラ死体が別件なら……白野恵美は、なんで巻き込まれた?」

古宮信也は落ち着かない足取りで左右に二歩、三歩。

「犯人は必ず顔を出すって言ったよな。で、連続殺人の犯人は実際に出てきた。なのに、お前は『同一犯じゃない』って?」

星は黙り込んだ。少しの間を置いて、低く吐き出す。

「……違う。白野恵美が消えた時間が合わない。誰かが、わざとそうした」

――目くらまし。

白野恵美を利用して、目くらましを仕...

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