第21章

取調べ椅子にぐったりと沈み込み、私は力なく、調書をまとめている陸田哲を見つめた。

「違う……」

かすれた声でそう言い訳してみても、手のひらに残っていた最後の希望まで、じわじわと消し炭にされていくみたいだった。

警察が白野恵美の本性を見抜いて、私の潔白を証明してくれたなら――それで、たとえ死んでも……安心できたのに。

でも、もう無理だ。

真実は、きっと永遠に誰にも知られない。

私の遺体も、永遠に見つからない。

「陸田警察官……あの女は嘘つきです。人を騙してる」

掠れた声の独り言みたいに漏れる。

どうして信じてくれないの。

どうして、誰も信じようとしないの。

どうしてみんな...

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