第218章

「みんな、こっち来て。聞いてくれ」

向こうでは、黒谷浩也がすでに人を集め、小さな集団を作っていた。

孤児院にいた頃から、あいつは「班長」みたいな立ち位置だった。学校に行ってからもクラス委員長。人をまとめる才能だけは、確かにある。

「いいか、上の階の惨状は見ただろ。もう死んでる人間がいる。これはゲームじゃない。殺し合いだ。誰かが俺たちを殺そうとしてる。だから抵抗しなきゃいけない。座って待ってたら――次は俺たちが死ぬ。今こそ団結だ。団結さえしてれば、あいつは手を出せない!」

黒谷浩也は、熱に浮かされたみたいな言葉で皆を煽り、結束させようとしていた。

「生き残りたいなら、指示に従え。全員...

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