第45章

またひとり、被害者が出た。

私は恐怖に突き上げられるように立ち上がった。

――あの狂った男が、ここまで大勢を?

かつて引き取られていった女の子たちが、ひとりまたひとりと殺されていく……。

いったい、そこにどんな因果があるの。

あの男は孤児院にいた人間の遺体を次々と放り出したのに、彼女のだけは残した。何が目的だ?

殺す相手を間違えたと気づいた? それとも――。

「星は確保しました。逃げもせず、現場で突っ立ってて、そのまま……」

「それで今回、遺体から……遺体に……」警官は息を震わせ、声も掠れていた。

「何が見つかった!」陸田哲が焦れたように詰める。

若い警官は鈴宮若葉をちら...

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