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エイモンが倒れたハドリアンの体を見下ろしているのを見た瞬間、私の心臓は止まった。私の王が地面に横たわり、その体は胸、肩、腕に刻まれたいくつもの深い切り傷から流れる血でびしょ濡れになっていた。冷たい恐怖が私を鷲掴みにし、私は闘技場へと駆け込み、その中央で足を止めた。数えきれないほどの視線が私に突き刺さったが、ほとんど気にもならなかった。息が詰まり、熱い涙が頬を伝って流れ落ちた。

エイモンは低く唸り声を上げ、近くにいた二人の衛兵に私を排除するよう合図した。彼は私を相手に、はぐれ者の狼人間などを送るべきではなかったのだ。私が爪を剥き出しにし、威嚇の唸り声を上げた瞬間、彼らはためらい、私の力を認識し...

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